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復興へのマクロの視点~スマートシュリンクと連携による新しい地域再編~
【復興は原状回復で良いのか】
震災から1年半が経過し、社会全体が少し冷静に事態を見られるようになってきた。
「被災者・地域住民の視点」に加えて、「俯瞰的・広域的な視点」から物事を考える余裕が出てきた。そして、そこから新たな課題も浮き彫りになってきている。
 岩手県では被災した沿岸12市町村が復興計画を策定し、これを基に復興事業が始まりつつある。すなわち敢えて言えば、沿岸12市町村合わせて人口約25万人の地域に、12個の細切れの復興計画を策定し、それぞれに「原状回復」と「発展」が盛り込まれて独自に動き始めようとしているように見える。
一方、社会保障・人口問題研究所が発表した平成20年12月の推計では、この沿岸地域は2035年には人口が30%以上減少し、高齢化率は45%前後になると予測していたが、今回の震災でこの数値はさらに上昇すると見られる。この状況は具体的には、過疎地の拡大や限界集落の増加、都市部では空き家の増加、商店街の衰退、生産性の低下、産業衰退、介護負担の増加、等が顕著になるということである。被災地の主要産業である水産業や食品加工も人口動態と同様に、震災前から厳しい状況に置かれており、国内は元より海外とも激しい競争や晒されてきて、地域のみで完結するものではなくなっている。
 細分化された地域での「原状回復」とは、こういう厳しいトレンドに戻すことであり、「発展」は絵に描いた餅になる可能性が大きい。
 すなわち市町村毎のミクロの視点では、現状から脱却する方策を打ち出すことは難しいように私には思える。
【スマートシュリンクと広域連携】
 それではどうすれば良いのだろうか。
 そろそろ拡大発展の夢物語を捨てて、現実に目を向けて新しい選択を行う必要があるのではないだろうか。新しい選択とは、人口減少という現実を受け入れて、「縮小社会」という新しい地域の将来像を描いていくことである。すなわち“スマートシュリンク(賢い撤退)”を考えることが必要になる。
 既に始まっている高齢化と過疎化に対処するためには、集落の再編・集約を行い行政サービス・都市機能の効率化を図ることを真剣に考える必要がある。医療、介護、教育、商業施設、文化施設などは小規模な地域で単独では維持できなくなっている。このため、沿岸のみならず内陸部を含めた広域連携の中で、役割を分担して担うようにすることが必要になろう。役割を分担再編する中では、核となる都市・市街地のリノベーションも行われなければならない。
 撤退・再編・集約は、外科手術のようなもので地域に痛みを伴うことになることから大きな抵抗が生じる。しかし、コンパクトに集約して効率化された地域が構築できれば、人口が減少し経済力も縮小してゆく中でも、社会基盤を維持しながら地域力を高めて、住む人が幸せに暮らせる地域を形成出来る可能性がある。
 住む人が幸せな地域は人を惹きつけ、新たな展開が始まることを期待させるところになるのではないだろうか。
今回の震災は、人口減少という我が国の歴史的大転換点に時を合わせて遭遇したもので、その復興にはこの地域では歴史上最後となるであろう膨大な予算が投入されることになるが、これを単なる復興に終わらせるのではなく、我が国の社会再構築の契機と捉え、思い切った新しい社会モデルを提示することが待望される。それが出来れば、沿岸地域は社会の注目を浴び再び輝きを発揮する可能性がある。逆にそれが出来なければ、地域の将来は開けないのではないだろか。
<ハヤテ>
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【2013/04/19 16:29】 | # [ 編集]


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