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シンドラー社製エレベーター事故から見えてきたもの?安物買いの銭失い?
シンドラー社製エレベーターの事故が大きなニュースとして取り上げられている。
シンドラー社の社長はテレビのインタビューに答えて、「メンテナンスは当社が行なっていたのではないことをはっきり述べておきたい」とコメントした。
一方、あるメンテナンス会社は、「シンドラー社から詳細な図面や部品の供給が受けられず、苦慮していた」と発言している。
また報道によれば、「シンドラー社は安い価格で入札して日本市場に食い込んできていた」。「メンテナンスはメンテナンス専門会社が安く請け負っていた」とも伝えられている。

ここから問題点が浮かび上がってくる。
「メンテナンス会社が、図面や部品の供給を受けられないのに、エレベーターの点検を安く請け負うことは無責任ではないか」
「シンドラー社が、自社以外のメンテナンス会社に図面や部品を供給しないとすれば、独占禁止法上の「不当な取引拒絶」「不当な取引妨害」にあたる可能性がある」
ここのところは、いずれはっきりしてくることだろう。

私が問題にしたいのは別のところで、「必要なお金をケチるな!」ということである。
エレベーターは、年1回の法定点検が建築基準法で義務付けられており、設置費用より、その後のメンテナンスの費用がかかる設備である。
そのメンテナンスはメーカー系列のメンテナンス会社と、独立系のメンテナンス会社が競争しているのが現状である。メーカーは自社の製品のメンテナンスを行うという優位性を生かして高い価格でメンテナンスも受注しようとする。一方、独立系メンテナンス会社は、メーカーの中に割って入る形になるため、無理をして値段を下げるしか方法がない。とある独立系の会社のHPを見ると、「メーカー系のメンテナンス会社より5割も安い」ことを売り物にしている。

一般的には安いものはメンテナンスがかかる。メンテナンスがかからないものは高い。しかし、買う側から見ると、初期設置投資も安くしながら、その後のメンテナンス投資も安く済ませたいと考えるのは当然である。安いものを買ってメンテナンスも安く済ませるためには、リスクを回避するための相当な知識・技術力を自ら持ち合わせていることが必要になる。本来はその知識や技術力が上乗せさせられてコストが高くなるのである。
このためこういう場合には、費用が高くても絶対的に信頼のおける業者に頼むか、費用が安い業者に頼む場合は、それをチェックできる技術を持った第三者にお金を払って依頼する方法をとる必要がある。それは建物を建てる場合に建設会社に施工を請け負わせながら、その施工管理を第三者である設計事務所に依頼することが建築の世界では行われているように。

ところが、わが国では一般的に、知識や技術力のような “物として目に見えない事柄”に対して正当な評価をし、お金を払うという意識が足りない。
昨今、世情には「コスト縮減」「効率化」が、熱病のうわ言のように、そこかしこから聞こえてくる。
コスト縮減も効率化も、もちろん当然良いことであり、誰も異論を挟む余地は無い。しかし、何が本当に必要なのかをしっかり理解し、ライフサイクルコストや人間の感情まで踏まえた上での、本当のコストや効率を理解しなければ、近視眼的な上辺をなぞるだけで、本来必要なものまでも削ってあとで後悔するような、『安物買いの銭失い』になってしまう。

良いものに正当な高いお金を払わなければ、世の中は『悪貨は良貨を駆逐する』ことになってしまう。
<疾風>
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テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース

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