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貨幣経済と自然
今週NHKの「クローズアップ現代」で割り箸の問題を取り上げた。
日本の使用量250億膳の殆どが中国産。中国では森林の乱伐で洪水等の災害が起こり木材に税金を掛け、また中国は使用していなかった割り箸の新規需要が増え、原料が高騰しているのが理由だという。経済評論家の内橋克人氏は、「昔は、間伐材を利用した廃物利用だったが、安い東南アジアに木材の生産が取って代わられ、国内の森林が荒れ、間伐が意味をなさなくなった。安いと言うことで80年代から中国へ変わっていったが、中国も乱伐で砂漠化が進行し森林再生を政策として掲げ始めた。我々は安さの中に何があるのかと言うことを考えて選択しないといけない」と結論づけた。
 10年ぐらい前、環境問題で騒がれたときに、割り箸が取りざたされたことがある。ところがその時は「間伐材を利用したもので木材資源の濫用ではない」と言う論調を聞いたことがある。結局それはまやかしだった。
そして識者は「割り箸産業が無くなっても、それは時代の流れだ」と言うようなコメントがのっていた。その時は何となく腑に落ちないと思っていたが、たかだか10年の間に現実として我々の前に現れてきた。
 経済的合理性で言えば、「安価」と言うことは、最優先の事項であろう。いかに安く作るかで機械化し効率性を高める。そこには労働を単純化して人件費を抑制し、いかに資金の回転を早めるか、と言うことが最大のテーマであった。結果として、人件費の安いところへ産業は流れ、自然が荒廃し、我々の暮らしに影響を与える。
DSCF1499.jpg


 貨幣は短期間で増殖する。しかし、自然はゆったりとした蓄積である。ある林業家は「林業家は80年サイクルで考える」と言った。そのような雄大な時間は、貨幣経済には与えられない。
暮らしが、綿を着て、木の家にすみ、まわりから採れるものを食べていた時には、たぶんゆったりとした時間が流れていたのだろう。それが貨幣でモノが交換できることが浸透した、ここ100年、我々は忙しくなった。
そして、暮らしは成り立たなくなっていく。
多分、割り箸は価格を上げる、別の産地を探す、新しい素材を開発する等様々な方策が取られるだろうが、失った自然は回復するまでに相当の時間を要する。
天然資源(木材・石油・鉱物)を貨幣に替える事の是非は、多分行き着くところまで行かないと、気が付かないだろう。
「真の豊かさ」それはゆったりとした時間にしかないと思う。それに気が付く人を増やすために「語りかけること」しか我々に出来ることはないのだろうか。 (入道殿)
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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

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