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児童・生徒のためになる査定昇給制度に
 県教育委員会は、6月から教職員への新たな査定昇給制度の導入を目指していたが、教職員組合の抵抗もあり、「議論が十分でない」として先送りすることを決めた。
 新たな査定昇給制度は教職員だけでなく、県職員にも導入が決まっており、増田知事は「横並びで何年かごとに(給料)が上がっていくやり方は今後通用しない」と述べている。
 確かに、一所懸命仕事をしても、適当にやっても同じであるというのはおかしな話で、査定制度があっても何ら不思議はない。
 ただ、民間と同じような成果主義の採用が公務、特に教育現場に持ち込むことには、次のような問題があるように思われる。
 ?客観的な評価が難しい。
 ?いわゆる成果主義には馴染まない仕事である。
 ?個性や人間の多様性を育てる教育現場に一律の価値観を持ち込むことにならないか。
 ?管理だけが強化される結果にならないか。
 ?評価する管理者がそれにふさわしいか。
 
 客観性をある程度は高めることはできたとしても、評価はあくまで主観でしかないのだから、誰もが納得するような評価制度はそもそも無理だ。
 客観性を高めようとすれば、一定の基準を設けて、数値化して評価することになるだろう。しかし、この基準がくせ者で、物を作ったり、売ったりするのとは違って、「成果」を数値化しにくい職種だと思う。
 例えば、教えている児童・生徒の学習到達度はテストをすれば、ある程度は分かる。全員が設定した目標に到達するのは理想だが、実際の現場は生身の子どもたちを相手にしているのだから、なかなか難しい。
 全員を一定の目標まで引き上げようとすると、今の授業時間数では足りないのが実態で、補修や家庭学習で補わないと不可能だとの声も多い。授業だけで何とかしようとすると、到達度の遅い児童・生徒に合わせることになり、教科書が1年間で終われなかったり、もっと伸びられるはずの優秀な児童・生徒の足を引っ張る結果にもなりかねない。
 また、学校の規模や1クラスの児童・生徒数、そもそもペーパーテストでは評価できない芸術分野の強化など細かな補正をしないと客観性はでない。
 このような状況の中に査定制度が導入されると、さまざまな歪みを生むことになるだろう。
 もちろん、学校は勉強だけを教えるわけではないし、しつけや人格形成も担っており、これらも含めると、ますます客観性から離れていってしまいそうである。
 教師を枠にはめてしまうような評価制度が採用されれば、だんだん画一的な教育に陥り、児童や生徒の個性を伸ばそうなどということは不可能となるだろう。
 客観性を高めたとしても、評価は人間の主観に頼らざるを得ないから、評価する管理者の顔色をうかがったりすることは当然出てくる。それを逆手に管理が強化され、「改正」されようとしている教育基本法のように愛国心の強制、日の丸・君が代の押しつけなどに使われると、いかにもきな臭くなっていきそうだ。
 評価する管理者自身が評価に値するのかということは、どんな組織でも問題となる。たぶんそんなことはしないと思うが、一般の教職員が管理者としてふさわしいと評価した人物以外は評価に携わらないといった制度にしたとしても、不満は残るだろう。

 いい教師は確かにいるし、一所懸命やっている教師を正当に評価することに異論はない。単純にそういった運用がされるのであれば制度導入に賛成したいが、課題が多すぎるだけでなく、教職員を含めた公務員の削減をにらんだ地ならしの意図もありそうで、時期尚早だと思う。
 一番忘れてならないのは、児童・生徒のためになる制度にすることで、急がずに現場の教職員の声だけでなく、父母や地域の声も聞いて、ベターな制度に仕上げてから実施しても遅くはない。(Z)
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【2008/10/11 19:21】 | # [ 編集]

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【2008/11/08 13:24】 | # [ 編集]


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