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僕という人間―5〈環境3〉
20060530180507.jpg


 写真は我が家の室(ムロ)である。14年前この地に来た時土手を掘った。ほぼ1㎥の空間があろうか。ここに冬野菜(大根や白菜)を蓄える。大体11月の初旬にしまって、次の春3月ぐらいまで食べる。これも北国という環境で生きるための環境と共に生きる小さな建築である。

 環境環境の昨今であるが「環境」には宇宙環境から地球環境、自分の暮らす地域の環境・・・、身の回りの環境まで「多くの環境」がある。地球環境は既に危機的状況にあることはもうここでは言及すまい。
 そういう「環境」のなかで私たちが身体的に最も係わりの深いのが「住環境」だろう。しかし環境問題が取りざたされるなか、あまり真剣な議論がなされないのが「住環境」ではないだろうか。もちろん住宅メーカーなどの「環境にやさしい、人にやさしい環境住宅」というようなキャッチフレーズ、商品としての「環境」は巷に溢れているが、果たして今いうところの「環境住宅」は本当に「環境にも人間にも環境的」な住宅なのであろうか。
 まず住宅メーカーや住宅評論家(そんな言い方があるとすれば)たちが声を大にして推奨している住宅は「高気密高断熱省エネ24時間機械換気(24時間機械換気は建築基準法で定められてしまった)」そのうえ最近は「オール電化」がついてきた。多分こういう住宅が「環境にやさしく、人にも快適な住宅」といっているのだろう。
確かに隙間風が吹きぬけたり埃がまったり、科学物質が満ち溢れた(いわゆるシックハウス)住宅は問題である。しかし先にあげた「高気密・・・・オール電化住宅」すなわち「完全に機械的に快適であろう一定の環境に制御された住宅」が本当に地球環境にも身体にもやさしい住宅なのだろうか。

 55歳まで田舎と都市でほぼ半々暮らし、それなりに建築に係わってきた僕は、今最先端と言われ住宅業界も電気や電力業界、国を挙げて推奨している「高気密・・オール電化住宅」は「環境にも人間の身体にもやさしくない住宅」だと考えている。
 
まず「環境にやさしい」というのが曲者である。理論的にいうと「高気密高断熱」であることはかまわない、しかし「高気密高断熱にしたことで24時間機械換気をしなければならない」というのが気に食わない。大体住宅というかなり空間的に隔壁があり生活のための用具(家具など)がおかれた空間であり、換気が計算どうり理論的にいくはずがない。空気の流れとて物理学で言うところの流体(空気は一見さらさらしてなられやすいようだけど台風や団扇で送る風を考えてみてください。けっこう粘性があり抵抗があるものなのです。)で必ず渦ができよどみが出来る。また温度と湿度を一定に保つために24時間機械換気したうえで窓を開けるな。こんな馬鹿な不健康な暮らしがあるものか。人間は温室の熱帯植物でもビニールハウスのほうれん草や高級サクランボでもない、朝は窓を開け冷気を入れて、掃除の時や晴れた日は建物全体に風を送り込む。冬だってキリリと冷えた空気にさらされるのも気持ちいいものだ。
しかし今の制度、最先端の住宅ではそうゆう暮らしをしてはいけないという。

 数年前オフィスビル症候群(慢性的な健康不良)が問題になったが、これはビルの機械的環境管理に限界があることを示した。その後解決の道がないので話題にならず、健康食品や健康飲料でそれをごまかすブームがやってきた。個人住宅でも湿潤な日本では理屈は同じなのです。
 
省エネという面でも電気に頼らなければ快適に暮らせないなど、まったく馬鹿げている。原発が止まったらどうするんだ。原発が環境にやさしいというが、ウラン採掘(ウラン採掘現場での現地人への迫害もある)から運搬精製、発電、制御、廃棄物管理(まだ当てもない)・・まで考えた原発の全体系が環境にやさしいなどと誰がいえるのか。エネルギーは、自然エネルギーも化石燃料も、薪も、そしてローカルエネルギー(この開発を何故急がない。それは電力会社が儲からないから)も上手く混ぜて使うのが環境も人間も生き長らえる秘訣である。原発に頼るしかない住宅など環境にも人間(特に大事な未来の孫子にとっても)にもやさしい住宅であろうはずがない。
 付け加えて言えば、快適超高層マンションライフ、特に東京や大阪で、をステイタスとして最先端の「快適環境住宅」と勘違いしている方々、超高層住宅での暮らしは人間の身体(特に妊婦、幼児にとって、老人、・・)にとって最悪の環境であることが諸研究(特に超高層を作っている建設会社の研究)でも明らかで、かつ、長周期(数秒)の地震のゆれには建物も、そのなかの家具人間もどうなってしまうのか設計手法すらない・・・、ただ目をつぶって建ててしまっているだけなのです。

超高層マンションの暮らしはハリウッド映画で美男美女がグラス傾けて愛をささやく、そんな程度にしておいた方がいいのです。
 ま、僕という人間が作りたい推薦する住宅環境は「ほどほどに自然の影響を受け、ある場合は積極的に自然と対峙し、人間の感性を使って自然と共に暮らす身体的住宅」簡単にいうと「雨風を防ぎ、太陽を浴びて(もちろん庇もあるよ)、心地よい風が吹き抜ける」そんな住宅がいいと思っています。いうまでもないが個々の特性(高齢者、弱者など)には配慮した。皆さんも地球環境と共に、もっと自分の暮らす環境を考えていただきたい。そこから地球環境が逆に見えてくる。
そんなこといっているから仕事の依頼が来ないのかな・・。売れない建築屋のつぶやき。

 丸山暁(55歳・人間)
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