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変なカタカナ日本語 その二
「ユーフォリア」に陥るな

最近聞きなれないカタカナ日本語が出てきます。「ユーフォリア」 日本語では陶酔的熱狂ということのようです。

前回の総選挙(郵政選挙=第44回衆議院議員選挙)で、小泉自民党が圧勝した理由は、これ以外にどうしても思い当たりません。前回の記事で書いた「テレポリティクス」と言うメディア手段の大衆的な症状?を表現しているとしか思えません。

ユーフォリアは、非合理的かつ非経済的な行動なのです。国民的なレベルになると戦争にもなりかねません。日清戦争の後の日露戦争がそうでした。国民的な熱狂の元に、南進する大国ロシアと戦争を始めたのです。思わぬ勝利が、太平洋戦争につながったともいえます。決して良いことはありませんが、過去の歴史を見てもしばしば起きているのです。身近な例が、冒頭に述べた郵政選挙だと思います。

ユーフォリアが起きるためには、まずカリスマが出現しなければなりません。郵政選挙では過去の歴代首相に見られない型破りな「構造改革」を旗印にした小泉首相だったのです。

カリスマは自分の地位を盤石にするために、反発者を懲罰にかけます。そして、敗者はほとんど復活することはないのです。太平洋戦争直前の軍国主義が正にそうでした。

さらに、カリスマ支配のシステムを強固にするのが、「情報の遮断」なのです。内部にいる人間に冷静な判断をさせないために、外部から情報が伝わらないようにするわけです。このあたりの事情は、旧共産圏や現在の中国や北朝鮮を見れば、よくわかると思います。

そして、「情報の遮断」をしっかりとしたあとで、内部の人間が熱狂することになります。

このユーフォリアを利用している典型的な例が、カルト教団です。カルト教団では、最後にもっとも強い陶酔が起きるのだが、このときカリスマは、信者に厳しい修行や貢献を要求します。

そう考えると、恋愛もまた一種のユーフォリアであることがわかりますが、これは男対女の狭い世界の話です。

通常の経済行動ならば、資本を投下すればそれだけの見返りがありますが、恋愛では必ずしもそうはなりません。むしろ、その逆で、見返りがなくてもひたすら貢ぐだけ。そして、貢げば貢ぐほど、相手にのめりこんでいくのです。

カルト教団や恋愛においては、こうして経済原理とは正反対の現象が起きるのです。

こうしたユーフォリアが、まさに前回の総選挙のベースにあったのではないかと考えています。

自民党総裁選が始まりました。テレビは早速5人の候補者を並べて、相当の時間を割いて夫々の候補者の政策を喋らしています。どなたの意見を聞いても大同小異で、カリスマ性があるとは思えません。相変わらず「国民目線」とか「国民が幸せになるに…」など耳障りの良い抽象論を振りまいています。

余談ですが、総裁立候補当日にNHKが、5人の立候補の抱負・施策を聞いた中で、霞ヶ関(官僚)改革に触れた候補は一人だけでした。その一人も思い出したように数語語っただけです。わが国の閉塞感の最大の原因が官僚構造にあると真剣に考えている候補者がいないということに気づきました。

構造改革の是非云々とメディアも仕掛けますが、何をどのように改革するのか見えてきません。相変わらず、アメリカ型の経済システムにするのが「構造改革」だと言うのでしょうか。いい加減にしてくれ、という思いです。

世界の中で、アメリカ型の経済システムを追いかけているのは、わが国だけです。その結果がどうなっているか、賢明な読者諸氏はお判りだと思います。最近は日本人の経済感覚は言うに及ばず精神までおかしくなっています。それでも構造改革云々を続けますか。

そういう意味ではEUと言えども欧州各国はわが道(国民視点)を、大事に政治をしています。北欧の小国フィンランドは子育て手当どころか大学院まで学費は無料です。たかだか2.6万円の子育て手当を批判している世界第二の経済大国のリーダー候補者たちに愕然とせざるを得ません。

そういう意味では、自民党総裁選の後に予想されるカリスマ支配のユーフォリアは起きそうもありませんが、総裁選のテレポリティクスによるユーフォリアが懸念されてなりません。


〈うわさのMBA〉

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

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