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郊外大型店と中心市街地空洞化?選択肢は市民の手にある?
盛岡市郊外の盛南開発区域は、1980年代のバイパス沿いの大型店進出に次いで、第2次大型店進出ラッシュの様相を見せてきている。
20060522073401.jpg

“盛南開発”は盛岡の街の南西側に市役所や県庁などの公共施設を中心とした都市機能を移転して新しい都市の核をつくり出し、これにより人口20数万人の盛岡市を50万都市に拡大発展させようと30年以上前に構想が出された。
この計画が出された当時は、全国的に新都心建設ブームで、近隣でも、秋田、山形などで実施されてきた。しかし、先行したこれらの各市では、広い道路ときれいに区画された殺風景な新官庁街の出現と、中心市街地の空洞化を招く結果を残してきた。
盛岡の盛南開発は後発であったため、オイルショックやバブル崩壊などの経済変動の影響を受けて事業が遅れ、これが幸いして、これまで中心市街地の空洞化を免れてきた。
しかし遅々としながらも進めてきたものがここに来て全体像を見せ始め、堰を切ったように、広い道路に面した広大な敷地に、大駐車場を装備した大型店が続々と開店し始めてきた。

盛岡市の50万人都市構想は、日本全体の経済も人口も右肩上がりの時代につくられたものであり、既に人口減少が始まった時代には則さないものとなってきている。このため市は既にその看板をしまいこんで、いまや“コンパクトシティー”を前面に掲げ職住混在の歴史と文化の街づくりを押し進めようとしている。
しかし、数十年単位で進めてきた盛南開発事業を今更ストップすることは出来ない。橋や道路は完成させ連結して初めて効用を発揮するが、途中で止めれば何の役にも立たない残骸となるだけであり、それまでの投資が全く無駄になる。また、開発した用地は、市役所や県庁などの公共施設の移転が財政難から既に困難な状況にあるため、勢いその買い手は大型店に期待せざるを得ない状況になっている。

このため、コンパクトシティーを掲げながら相反する郊外新都市の建設を進めざるを得ず、中心部の空洞化を懸念しながら大型店の進出も促進するという、大きなジレンマに陥っている。

「新都市建設事業は途中で止められず、早く完成させて効用を発揮させなければならない」
「新都市開発用地は大型店用地に売却せざるを得ない」
「旧市街地に残る文化や伝統を守るためには大型店の立地に歯止めをかけたい」
「コンパクトシティーの街づくりを進めたい」
こういう三飜役(サンハン)四飜役(スーハン)縛りの中でどういう街づくりを進めるべきか、大きな課題に直面しているのが盛岡の現状である。

さて、こういう問題を提示されるとすぐに、やれ行政は何をやってきたの、首長や議会は責任をとれのと言い出す輩が声を張り上げがちであるが、政治や行政を責めても何の解決策にもならない。こういう施策を進める首長や議員を選んだのは市民なのだ。市民一人一人が他人任せにせず、その責を負って解決策を模索していかなければならない。

それでは市民は解決策を出せるのか?・・・。いや、市民にしか解決策は出せないと私は思う。

唯一の解決策は、市民が何を守りたいのかを一人一人が熟考し、それを実行に移すことである。
地域の商店街を守りたいのであれば、地域の商店街で買い物をすればいいのだ。バスや歩いて買い物に行くことが少々不便でも、一ヶ所で全てが揃わなくてもいろいろなお店を回って、あるいは少々値段が高くても。
みんなが地域で買い物をすれば、地域の商店も良い品揃えができるようになる。地域でお金が使われればそのお金が地域で循環するようになる。地域にお金が循環すれば地域経済が活性化してくる。

ちょっとした便利さと、ちょっとした値段の安さに釣られて中央にお金を吸い上げられて経済的に下請けの道を選ぶのか、ちょっとした不便を受容して地域経済と地域の文化と伝統を守るのか、選択肢は市民一人一人に委ねられているのであり、その結果に対する責任も市民一人一人がとるしかないのである。
<疾風>
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テーマ:時事 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
TBありがとうございました
記事いろいろ拝読させていただきました。詩人なのですね。石になってしまった私。こういう才、うらやましいです。
妻が二戸市出身なので岩手県は特別です。
【2006/05/22 22:25】 URL | 日暮れて途遠し #qsvP4ThM [ 編集]


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