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市民ジャーナルは、ローカルな現場の当事者の視点からグローバルな普遍性を論じようとするものです。皆さんの投稿をお待ちしています。 sj17417@yahoo.co.jp
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高レベル放射性廃棄物の最終処分場問題を考える
独立行政法人・日本原子力研究開発機構(本部・茨城県東海村)は、遠野市内の国有地で高レベル放射性廃棄物の地層処分に関するボーリング調査を予定していたが、市は国の関係省庁などに正式に中止を要請、事実上、調査再開の道が閉ざされた、というニュースが報道された。
 突然ふってわいたような仰天ニュースのあっけない幕切れ。胸をなでおろした県民も多かったかと思うが、本当にこれで終わったのだろうか。
低レベル放射性廃棄物の処分場の立地調査が、久慈市と野田村で行われたことが最近になって明らかになった。調査を行ったのは、原子力研究バックエンド推進センター。全国170カ所で処分場の立地調査を進めているという。
野田村を対象に行った調査は、医療や研究機関用の低レベル放射性廃棄物の処分場に関するもので、原子力発電所は該当しないとのことだ。だが、その説明を素直に信じていいのだろうか。
高レベル放射性廃棄物の最終処分場を建設する場合、文献調査(2年)、概要調査(4年)、精密調査(15年)の各調査が前提になっており、調査だけで21年の歳月を要する。そのあとの建設に10年がかかる。
国は、最終処分場の操業を平成40年代後半(2033年?37年)としているが、仮に最も遅い平成49年に操業しても、既に文献調査が行われていないと間に合わない。だが、候補地の選定そのものが難航している。
高レベル放射性廃棄物を一時貯蔵している青森県では、候補地が決まらないことに対して「六ヶ所村がこのまま最終処分場になるのではないか」という懸念をよせている。
遠野市では、既に地表踏査などの調査が実施されており、候補地が決まらなかった場合の担保的な存在になりはしないだろうか。
日本原子力研究開発機構は、遠野市での調査の目的を「研究のため」と説明しているが、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する調査は、既に岐阜県・東濃地方で実施されており、研究データなら既に取得しているはずだ。純粋に研究のための調査なら、何も遠野市でする必要はないと思うのだが。
岩手県で放射性廃棄物の処分場建設に伴う調査がされたのは、釜石、遠野、久慈、野田の4カ所。すべてが沿岸地域で西側に北上山地がある。
「なぜ遠野市が調査対象に選ばれたのか」と日本原子力研究開発機に電話で尋ねたところ「学術的専門家の意見を参考にしながら地域を調べた結果、遠野市が適していると判断した」という答えが返ってきた。
推進側は、高レベル放射性廃棄物の容器の耐用年数を数千年とし、高ベル放射性廃液をガラスで固めたガラス固化体は、地下水に接しても放射能が溶け出すことはないとしている。
一方、高レベル放射性廃棄物の処分地調査を誘致するか否かでゆれている高知県・東洋町で講演したアメリカの地質学者、ローレン・モレさんは「(高レベル放射性廃棄物高を)地中に埋めると5年で穴が開いて放射能が漏れるので、アメリカでは埋めることができない」と講演したとのことだ。
六ヶ所村の再処理工場が本格稼動(来年8月)すると、プルトニウムとウランが取り出されたあとの高レベル放射性廃棄物は、どんどん増えていくことになる。
この核のごみは、とてつもない放射能と高熱を発し、地上で30年?50年間冷却したあとでないと地層に埋めることが出来ないといわれている。だが、50年間では、地層に埋める温度にならないという学者もいる。
原子力発電に関する事柄は難しくて、素人には非常に分かりにくい。エネルギーの単位、人体に及ぼす放射能の影響、組織構成など、全てが複雑で系統立てて問題をとらえることが難しい。
例えば独立法人・日本原子力研究開発機構は、日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構が統合して平成17年10月に誕生した。核燃料サイクル開発機構の前身は、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)だが、高速増殖炉の開発に伴う重大な不手際などで1998年に組織が解体、核燃料サイクル開発機構に改組された。
一方の日本原子力研究所は、国産原子炉の基礎研究を目的に、昭和30年11月、財団法人として設立、その後、特殊法人となった。
同研究所は、高速増殖炉の開発を手がけることになったが、組織が不安定な状態になったために開発から外され、代わりに動力炉・核燃料開発事業団が発足して開発を行ってきた。
同研究所は、原子炉の総合研究などのほか、医療や農業への放射線応用の研究も行っているとのことだ。
このように組織一つをとっても中身がややこしく、一般にはなかなか理解できない。
12年ほど前、夜の新宿を歩いたことがあるが、余りの明るさにびっくりした。こんなに明るくていいのだろうかと、なぜかうしろめたさのようなものを感じた。
上空から映し出される夜の東京は、おとぎの国のような雰囲気さえ漂わせているが、地上の生活者の暮らしは、のっぴきならない状況に追い込まれている。
こままいくと、ものがなかった戦前戦後の暮らしよりも深刻な事態を招きかねない、と考えるのは私だけだろうか。
電気のある快適な暮らし。その恩恵にあずかっていることを有難く思う。ただ、湯水のように電気を使う暮らしは、国土を汚すだけでなく、私たちの生活そのものが成り立たなくなる危険性を孕んでいる。
一番大切なことは、私たち国民が安心して日々の生活を送れるということで、国はそれを保障する責務がある。
国策や一部の企業の利益を守るために、これ以上の犠牲を国民に強いるのは、そろそろやめてもらいたい。お前たち国民はどうなってもいいから、国や大企業を大事にしろというのでは、あまりにひどすぎる。
原発の問題も含めて、私たちは生活そのものを見直す時期に来ているように思う。美しい日本を核のごみ捨て場にして、次世代に引き渡してはならない。(草子)

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この記事に対するコメント
勉強不足?
日本の地層,地質構造が一様であれば,岐阜県だけの研究でいいでしょうね。
【2007/01/26 19:17】 URL | sorrel #HpKDBLac [ 編集]


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