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「いじめ」は社会の歪みの表れ?対処療法の緊急提言では効果は期待できない
安倍首相の肝いりで設置した教育再生会議が29日、いじめ対策の緊急提言を出した。
 報道によれば、▽問題を起こす子どもへの社会奉仕や別教室の教育など指導、懲戒基準の明確化▽いじめに関わったり、放置・助長した教員への懲戒処分の適用▽いじめを見て見ぬふりをする者も加害者として指導する?などが盛り込まれたが、一部委員から出ていた、いじめた側の子どもの出席停止の措置は当面見送ったという。
 中には、隠さずに保護者らに報告し、家庭と地域一体となって解決に取り組むことなど、当然やられていなければならないことをなぜ今ごろ文言化するのか首を傾げたくなる項目もある。
 これらは、「対処療法」に過ぎず、とても今各地で表面化している「いじめ」が劇的に減少するとは思えない。

 なぜなら、「いじめ」が発生するのか、その要因、社会的背景に迫っていないと思われるからだ。

 自分の子どものころ(昭和30年代後半?40年代初め)を振り返ってみると、いじめのようなことはあった。いじめられたこともあったし、いじめの側にいたこともある。
 しかし、今の陰湿ないじめとはどこか違っていた。「いじめ」というよりは「からかい」に近かったと思うが、何よりもある種のルールや限度があった。
 取っ組み合いもしたし、言葉での「からかい」もしたが、一方が泣いたら終わりだったし、やりすぎがあれば周りから「止めろ」という声がかかったし、卑怯な手を使うようなことがあれば非難を浴びた。
 子どもの世界のルールではあったが、大人の世界のルールの影響を多分に受けていたのだと思う。

 「いじめ」の質が変わったのはいつのころからか…。おぼろげな記憶では、高度成長期、教育分野では中教審が「数%のハイタレント」を養成することを主眼と位置付け、それと「その他大勢」という区分けが企図されたころからだろう。経済の発展が最優先課題のように扱われたことから歯車が狂い始めたのかもしれない。

 そういうことを考えると、「いじめ」は社会の歪みの表れではないかとさえ思える。

 直接的には、いわゆる「受験戦争」という形で選別され、子ども同士が競争にさらされ、その関係にもゆがみが生じる。
 取り巻く社会は経済の論理が優先され、企業の業績の向上に向かって、父親は「企業戦士」と呼ばれ、競争に駆り立てられていく。
 父親の帰宅が遅くなり、あるいは休日を潰して働く、単身赴任など個人の生活が犠牲とされ、家庭から団らんも消えた。
 そして、最近は、リストラと称する企業に都合のいい首切りや雇用の不安定化で、格差が拡大。企業内では成果主義などの形での差別と選別、パワハラといった「いじめ」もクローズアップされている。
 しかも、フリーター、ニートの増加と若者の雇用の安定のみならず、雇用機会さえままならず、将来への希望が持てない状況への苛立ちは増大している。

 それら、子どもたちを取り巻く環境や社会全体のゆがみをそのままにしているなら、どんな対策を採ろうが、一時的にあるいは表面的に減少したとしても、根本的な解決にはならないだろうと思う。

 今回の対策では見送られたが、「いじめた側の子どもの出席停止の措置」を「有効な指導方法だ」などと発言する委員では、腐ったみかんを排除しようとするだけで、新たな「いじめ」を助長することには思いも至らないのかと、あきれるしかない。

 そして、何より、医療・介護保険の「改正」、自立支援法、生活保護行政など障害者、高齢者、低所得者などの弱い者をいじめる政府に子どもたちの「いじめ」を語る資格があるのだろうか。
 そんな政府に頼るのではなく、まずは地域のコミュニティの再生に取り組みながら、一体となって子どもたちを育て、守ることが最も有効で近道なのかもしれない。(ゼロテン)
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