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岩手県盛岡から発信、ローカルな足場からグローバルな普遍性を論じる
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競争社会に出口は無いのか
先日の新聞で「地域ブランド力調査・都道府県ランキング」という記事が目に止まった。何気なく眺めながらも私の住む岩手県はどの辺に位置しているのか気になったが、幸い最下位グループではないことに何となくほっとしながらも、東北各県の中では下位に位置するのを見てがっかりもした。
ところで、このようなランキングはどういう目的で行われるのだろうか。
都道府県の競争を進めさせることが目的なのだろうか。

競争にすることにより人間は努力し成長するという考えがある。競争のないところでは停滞を招き、進歩も発展もなくなる。競争は社会を活性化させ人々を幸せにしてゆくという考えだ。

今や大競争の時代である。入試競争はますます過熱し、都市部では幼稚園から競争が始まり、小学校から大学、そして大企業に就職するまで続く。しかし大企業に就職してもその中でもまた熾烈な出世競争が果てしなく続く。地域間競争もますます激しくなって来ている。地域ブランドを確立し経済的に優位に立つことに必死だ。競争に勝つことが地域の収入を増やし、地域の幸せをつくると考えるからだ。
競争の渦に巻き込まれると、常に全力で走り続けなければならない。走ることを止めれば勝ち残ることができないし、勝ち残れなければ敗者になると言うことなのだ。 .

しかし、競争が激化するにつれて、競争社会の歪みが見え始めてきた。
企業は競争に勝ち残るために正規雇用を減らしパートを増やしてきた。これにより人件費の抑制と機動性を保持することにより競争力を増して高収益をあげてきているが、一方では、パートという名の低賃金不安定雇用を増大させてきている。
行政の分野でも似たようなことが起こりつつある。NPOの活用は、行政でもなく企業でもないもう一つの公共の担い手を作るという視点からはその意義は高く評価されるが、一方では、正規雇用による業務執行から、NPO・ボランティアという名の低賃金請負業に仕事を移管し、不安定雇用の増大に手を貸していると言う見方もできる。
このように競争が激化してくるにつれて、低賃金不安定雇用が増加し、「結婚できない。子供をつくることを躊躇する」という少子化の原因をつくり出しているという一面も見えてきている。

今競争の果てに見え始めてきたものは、「少数の勝ち組と拡大する低賃金不安定雇用」、「競争の渦の中にいる人間の疲労感の蓄積」、「少子化による社会システム維持への障害」などである。

だが、こういう問題点が指摘されてきても、競争の渦から外れることにまだ社会は賛成しないだろう。今や競争はますます社会の隅々にまでまで拡大し、競争相手は国内に止まらず世界全体に広がっている。もし競争から降りれば、他の人間や他の地域、あるいは他の国がそこに割って入り、負け組に入ってしまうことを恐れるからである。この恐怖感が更に人々を競争に駆り立てていくのだ。

競争社会が必ずしも幸せな社会をつくり出せないと言うことが見え始めてきたとしても、競争から降りた後の道筋が見えない限りは、死ぬまで競争の渦の中で走り続けることしかできないのだ。

社会全体が競争に疲れ果てて倒れる前に、過度の競争からから逃れられる新しい社会システムを考えなければならないのではないだろうか。
しかし、良い答えはなかなか見えてこないし、答えは無いのかもしれない。
あるいは、行き詰まる処まで行けば、自然に答えが出てくるものなのだろうか。
20060903163106.jpg

<疾風>

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この記事に対するコメント

最近興味深い記事を見ました。いわゆるキャリアを学んだ高学歴者が企業から意地悪く締め出されるというのです、ある28歳の女性は日本で大学卒業後アメリカの大学で修士課程を出た分析の専門家。ところが日本で就職の面接に行くと担当者から実際の仕事の経験とどのくらい他の会社にコネがあるか聞かれ、結果はすべての会社にはねられ今は派遣会社から事務の仕事に出されお茶くみまでやらされています。使えない高学歴と見なされる人が急増しているそうです。

競争社会は低賃金の海外に生産拠点を移す企業を増やし日本の地方産業の空洞化を招いています。長崎県対馬では国内の観光客の誘致がまったく望めないので最短距離の韓国の客が急増、韓国人相手に土地やリゾート地を売る業者が現れて、対馬以外に住んでる人が「売国行為」だと騒いでいます。長崎県は有名な貧乏県で私の故郷でも所あります、仁義なき競争社会の到来は過熱するばかりで地方は生き残る方策を真剣に考えないと年寄りばかりではなく若者も高学歴が即就職とはいかないようです。v-16
【2006/09/03 23:44】 URL | antatonto #- [ 編集]


トラックバックありがとうございます
【2006/09/06 20:01】 URL | 千鳥 #- [ 編集]


激化する競争社会、記憶力のみで判断力が欠如している現代人、このまま競争して将来に心配はないのでしょうか。ですが、テスト社会の記憶力人間に、正しいシステム(期待)は出来ないと思います。自分達の中で正しい生き方を模索するしかないのでしょうか。
【2006/09/08 16:36】 URL | たこ坊主 #- [ 編集]


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