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Author:疾風
岩手県盛岡から発信、ローカルな足場からグローバルな普遍性を論じる 人気blogランキングへ
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| ブログ新聞 『市民ジャーナル』 市民ジャーナルは、ローカルな現場の当事者の視点からグローバルな普遍性を論じようとするものです。皆さんの投稿をお待ちしています。
sj17417@yahoo.co.jp
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| 大野病院医療過誤裁判判決を受けて |
大野病院事件で無罪判決をうけて、日本産科婦人科学会医療問題ワーキンググループ委員長が、「たとえ患者への説明が不十分だったとしても、医師に刑事罰を与えることにはつながらない。医療を知らない警察が最初に捜査を行ったことが問題。まず、専門家が第三者機関を設けて調査すべきだ」と述べたと報道されている。 私はこの発言は、専門家組織というものの本質を知らないか、あるいは認識しながらも、組織人としてこういう発言しか出来ないところの、日本社会の未熟さ、欠陥を痛切に感じる。 学会などのいわゆる専門家集団というものは、基本的に組織を構成する構成員のためにある。組織は常に外部に対しては組織内部の人間を守ように作用し、中立公正な立場に立つことはない。もしも、専門家と言われる者が、その専門家集団内部の人間を批判すると、それは組織批判と受け取られ、組織内で村八分を受けることになるからだ。 専門家といわれるものほど、生活基盤は狭い範囲で成り立っており、その中で村八分的な扱いを受けることは、大きな不利益を被ることになるため、村の論理からはみ出すことはきわめて難しい。 すなわち、この産婦人科学会の理事の言うように、専門家の第三者機関を設けても、そこで公正中立な調査を行うことが出来る可能性はきわめて小さいと私は思う。 私は医学界ではないが、専門家といわれる職業に身を置いているから実感として常々感じているところである。 そうかといって、専門外の人間に専門分野の物事に正しい判断を下せるかと言えば、それもまた難しい問題である。 ではどうすればいいのだろうか。 それは、専門分野においても多様な組織が必要だということだ。もしも一つの医学界に反旗を翻して内部批判を行って村八分にあっても、もう一つの別の医学界で医師としてやっていけるのであれば、堂々と賛否を論じることが出来るだろう。 現在の我が国の専門家組織は、一党独裁の政治組織のようなものあり、独裁政治は必ず腐敗することは歴史が照明している 。 医学界のみならず、社会がもう少し成熟し多様性を認めていかなければ、この問題の本質的解決策は見いだせないと私は思う。 <はやて>
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